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注文住宅を工務店に依頼するメリットとは?選ぶべき人を解説【ハウスメーカーとの比較一覧付】


著者:黒木製材所 住宅事業部
公開日:2022年04月21日
最終更新日:2022年04月21日

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「注文住宅をお願いできる工務店ってどんなところ?」
「工務店とハウスメーカーとの違いは何?」
「工務店に依頼したらどんなメリットがある?」


そのようにお考えではありませんか?


工務店とは、比較的狭いエリアで営業する地域密着型の建築会社です。顧客と距離が近く、親身に家づくりの相談に乗ってくれることが多いです。家づくりの自由度はかなり高く、完全注文住宅でこだわりが詰まった自分好みの家を実現してくれます。

工務店とハウスメーカーとの違いは、主に会社の規模や家づくりの自由度にあります。地域密着型で施主との距離が近く自分好みの家づくりができる工務店に対し、ハウスメーカーは全国展開の大手企業であることが多く安定した基盤が魅力ですが、家づくりに制限があることも多いです。

これらの点から、注文住宅を工務店に依頼するメリットは、オリジナリティの高いマイホームを手に入れられることです。とはいえ、すべての工務店で同じクオリティを実現できるわけではなく、「自分に合った良い工務店」を見つけるためには、工務店についてよく知っておくことが必要です。

1.工務店とは?注文住宅で依頼する工務店の特徴

工務店とは地域密着型の建築会社のことをいいます。比較的狭いエリアで営業し、戸建て住宅の施工やリフォームなどを請け負います。

さらに注文住宅の企画や施工スケジュールの調整、複数の専門工事業者のマネジメントをするなど、施工管理の役割も担っています。

工務店はそれぞれが独自の強みを持っている場合が多く、注文住宅の着工経験が豊富、テナントの施工件数が豊富、リフォームが得意、デザインが得意など、各社の個性を売りにしています。

地域密着型の建築会社、完全自由設計の家づくりを手がける、少人数制で風通しが良い社風、各社それぞれに個性がある

工務店にはさまざまなタイプがあります。それは、

  1. 地域密着型
  2. フランチャイズ型

の2つです。それぞれについて詳しく説明していきましょう。

1-1.地域密着型

工務店がある市町村を中心に近隣エリアで営業を行い、「昔から地元に根付く、頼りになる工務店」というイメージです。

少人数体制で、社長自身が大工だったり営業社員が裁量を持っているケースも多く、柔軟な対応が望めます。気軽に相談できる敷居の低さも魅力です。

1-2.フランチャイズ型

グループに加盟し、FC(フランチャイズ)本部が提供する工法や規格で施工し、本部にロイヤリティを支払うスタイルです。

FC本部のブランド力やノウハウ、スキル、設備、宣伝活動などのバックアップを受けて営業しているので、それなりの安定感があります。

2.工務店とハウスメーカーの違い

冒頭でもお話ししたとおり、工務店とハウスメーカーの違いは会社の規模や家づくりの自由度にあります。もう少し具体的に言うと、

  1. 会社の規模
  2. 家づくりの自由度
  3. 価格
  4. 工期

の4点に違いが見られます。これらの違いを理解するためには、まずはハウスメーカーの特徴を知り、工務店と比較していくことが必要です。

それでは、先にハウスメーカーの特徴について説明し、その後で工務店との違いを見ていきましょう。

2-1.ハウスメーカーとは

全国展開の大手企業、知名度が高くブランド力がある、家づくりはセミオーダーが主流

ハウスメーカーとは、全国の広いエリアに営業拠点がある大手の住宅会社です。ブランド力があるため、「〇〇で家を建てたんだ!」というステータスを得ることができます。

企業規模が大きいので、自社の住宅生産設備を備えていることも魅力の一つ。住宅の生産を工業化、建築資材の一部を規格化することで注文住宅の大量生産を展開し、品質も安定しています。

2-2.工務店とハウスメーカーの違いを比較

それでは、工務店とハウスメーカーの違いを比較していきましょう。先ほどお話した工務店とハウスメーカーの特徴から、2つの違いを一覧にしてみました。

工務店(規模・地域密着型、自由度・高い(完全自由設計)、価格・安い、工期・平均4〜5ヶ月)、ハウスメーカー(規模・全国展開、自由度・低い(セミオーダー・規格型)、価格・高い、工期・平均3〜4ヶ月)

この表で比較している4点の工務店とハウスメーカーの違いについて、詳しく説明していきましょう。

2-2-1.会社の規模

会社の規模は、全国展開の大手住宅会社であるハウスメーカーに対し、工務店は会社があるエリアを中心に狭い範囲で営業する地域密着型です。

もう少し具体的に説明すると、ハウスメーカーは全国展開で各地に支店があり、住宅展示場も展開しています。タレントを起用したTVCMや雑誌への掲載など積極的な広告戦略で、全国各地で知名度を上げています。

一方工務店は会社の規模が小さく、地域密着型です。工務店が所在する市町村か、その近隣の県にとどまり営業します。大々的なPRをすることは少なく、地域に配布されるチラシや地元情報誌への掲載、口コミなどで顧客をつかみます。

2-2-2.家づくりの自由度

家づくりの自由度は、工務店の方が自由度が高く、ハウスメーカーでは制限がある場合が多いです。

もう少し詳しく言うと、

工務店は、施主と一緒にプランを練っていく「完全自由設計」を取り入れていて、ゼロベースから施主の要望をヒアリングし、希望の家を作っていきます。

そのため、施主の家族構成や要望に沿ったオリジナリティの高いプランを実現できることが多く、「こだわりは譲りたくない」という人にとってはかなり満足のいく家づくりができるでしょう。

一方ハウスメーカーでは、工務店のような完全自由設計である場合はほとんどなく、「自由設計(セミオーダー)」か「規格型」で家づくりを進めていきます。セミオーダーとは基本的には基準の間取りがありそれをベースに変更を加えていきますので、完全なオリジナルではありません。

規格型になるとさらに制約があり、もともと決まっている数パターンのプラン中から選択するスタイルになります。

さらにハウスメーカーでは、キッチンや浴室、トイレなどの設備は基本的にオーダーメイドができず、ハウスメーカーが提携しているメーカーのものを付けなければならないケースが多いです。

2-2-3.価格

同じ場所に同じ建物を建てるなら、工務店の方が価格を抑えられます。その理由は、工務店は宣伝に経費をかけませんが、ハウスメーカーは宣伝活動にお金がかかっているからです。

ハウスメーカーはTVCMやキャンペーンなどの宣伝活動が盛んで、中には有名タレントが起用されている場合も多いです。広告費用の分経費が多くかかっているので、価格に上乗せされてしまうのです。

ただ、建築資材のコスト自体は、一括仕入れや工場生産をしているハウスメーカーの方が安い場合が多いです。工務店の場合でも、天然スギを使うなど建築素材にこだわったり、オーダーメイドの設備が多かったりすると、高額になってしまいます。

2-2-4.工期

工期は、工務店の平均工期は4〜5ヶ月、ハウスメーカーの平均工期は3〜4ヶ月で、工務店が長く、ハウスメーカーの方が短いです。

その理由は、工務店は企画段階から丁寧に施主のこだわりを反映していくことや、大工それぞれのこだわりを持って施工していくからです。ハウスメーカーは資材の工場生産や工法の統一により、スムーズな工事が可能なので、工務店よりも短い工期で引き渡しとなります。

3.注文住宅を工務店に依頼するメリット3つ

ここまで、工務店の特徴やハウスメーカーとの違いを解説してきました。「注文住宅を工務店に依頼したい!」という思いが強くなった人も多いのではないでしょうか。

そこで、注文住宅を工務店に依頼するとどんなメリットがあるのかをお話していきます。

注文住宅を工務店に依頼するメリットは3つあり、

  • 完全自由設計の家づくりができる
  • 価格を抑えられる
  • 柔軟な対応が期待できる

という点です。それぞれについて、具体的に説明していきます。

3-1.完全自由設計の家づくりができる

注文住宅を工務店に依頼する最大のメリットと言っても過言ではないのが、完全自由設計の家づくりができることです。

完全自由設計とは、立地条件や土地計画上の制限、建築基準法など法律以外の決まりはなく、本当の意味で自由に家づくりができることをいいます。

一生に一度の家づくりとなると、リビングやキッチンのイメージ、書斎、ペットと暮らす部屋、子ども部屋、ウッドデッキ、庭のデザインなど、たくさんのアイデアや要望が出てくるでしょう。

「いつか映画で見たような、広くて光がいっぱい入るリビングにしたい」
「カウンターキッチンに造作テーブルをつけて、キッチンとダイニングを一体化したい」

など、具体的なイメージを抱いて家づくりに臨む人も多いはずです。

もし完全自由設計ではなく、ハウスメーカーのような「セミオーダー式」の場合は、実現できることは制限されてしまいます。たくさんこだわりがある人にとって、完全自由設計の家づくりができることは大きなメリットだといえるでしょう。

3-2.価格を抑えられる

工務店の特徴のところでもお話ししましたが、工務店はハウスメーカーと比べて価格を抑えられるというメリットがあります。

その理由は、地域密着型の工務店では宣伝広告費にお金をかけないためです。大々的な宣伝をしない分、純粋に資材や技術料などの価格構成になります。

できるだけ価格を抑えたいという人にとっては、見逃せないメリットでしょう。

3-3.柔軟な対応が期待できる

工務店は地域密着型で会社の規模も小さいので、社長が大工を務めていたり、営業社員に裁量が与えられているケースもあります。

何か1つを決めるのにいつくかの手続きを踏まなければならない大企業のような組織体制と違って、小規模の工務店なら間取りの変更やデザインの変更、価格の交渉、設備についての相談なども柔軟な対応が期待できるのです。

しかも、工務店の場合は顧客との距離が近く親身になって対応してくれますので、何か相談をする際も気軽に質問することができます。

4.注文住宅を工務店に依頼するデメリット

注文住宅を工務店に依頼するメリットについてお話ししましたが、メリットがある一方でデメリットもあります。どちらもしっかりと把握しておくことで、注文住宅を工務店に依頼するかどうかを判断できるでしょう。

注文住宅を工務店に依頼するデメリットは、

  • 工期が長い

という点です。これについて具体的に説明していきます。

4-1.工期が長い

工務店の工期は平均4〜5ヶ月程度で、平均3〜4ヶ月程度のハウスメーカーに比べて工期が長くなるというデメリットがあります。

注文住宅を工務店に依頼する際に工期が長くなってしまう理由について説明すると、工務店では現場で資材の加工をスタートするからです。

さらに、工務店の注文住宅は完全自由設計のため、間取りプランを決めるところからじっくり時間をかけていきます。着工後も大工がこだわりを持って妥協なく手がけていくため、必然的に工期は長くなってしまうのです。

5.注文住宅を工務店に依頼するのがおすすめな人

注文住宅を工務店に依頼するメリットとデメリットが分かったところで、注文住宅を工務店に依頼するのがおすすめな人について説明していきましょう。

注文住宅を工務店に依頼するのがおすすめなのは、

  • 時間に余裕がある人
  • 譲れないこだわりが多い人

です。それぞれの具体的な理由について、詳しく説明していきますね。

5-1.時間に余裕がある人

注文住宅を工務店に依頼するのがおすすめなのは、家が完成するまである程度時間に余裕がある人です。

もう少し詳しく言うと、「こだわりの家を作るためなら、どのくらい時間がかかってもかまわない」と考えている人です。

完全自由設計で家づくりを進めていく工務店は、間取りを決める時点からとても時間がかかります。イメージしやすいように分かりやすく言うと、白紙に自分で間取りの線を引いていくところからスタートするくらい、何もない状態から始めていきます。

どんなにたくさんのイメージを持っていても、誰でも最初は家づくり初心者ですよね。自由に設計できるということは思った以上に時間がかかりますので、たっぷり時間がある人におすすめなのです。

5-2.譲れないこだわりが多い人

「こんな家にしたい!」というこだわりが多い人、そのこだわりが具体的である人は、注文住宅を工務店に依頼することがおすすめです。

何度もお伝えしているとおり、工務店の家づくりは完全自由設計ですので施主の要望を限りなく実現することができます。

「一生に一度のマイホームだから絶対に妥協はしたくない」
「個性のある家にしたい」

と強く思っている人は、注文住宅を工務店に依頼することで満足のいく家づくりができるでしょう。

6.注文住宅を依頼すべき工務店の選び方

ここまでの説明で、「自分は注文住宅を工務店に依頼するのがいいんだな」と感じた人もいるのではないでしょうか。

注文住宅を工務店に依頼することを決めたら、次に気になるのが工務店の選び方ですよね。

120%満足のいく注文住宅を手に入れるには、まず自分に合った良い工務店との出会いが不可欠です。あなたが注文住宅を依頼すべき工務店を選ぶポイントは、

  • 着工件数(実績)
  • 会社の安定度
  • 社長と社員の人柄

の3点です。それぞれ具体的にどのような部分に着目すればよいのか、詳しく説明していきます。

6-1.着工件数(実績)

前にもお話ししたとおり、工務店にはそれぞれ特徴があるのですべての工務店が注文住宅にたけているわけではありません。

そのため、「工務店だから注文住宅を建ててくれる」と思っても、実はリフォームをメインに請け負っている工務店だったり、商業テナントを得意とする工務店である場合もあります。

また、注文住宅の施工実績があったとしても、件数が少なすぎる場合は少し不安が残りますよね。

依頼しようとする工務店が注文住宅の施工にどのくらいの実績があるのかは、事前にチェックしておきましょう。

6-2.会社の安定度

注文住宅を依頼しようとする工務店の安定度にも着目しておく必要があります。経営が怪しそうであれば、注文住宅を依頼することはおすすめしません。工務店の年間施工件数を調べることで、おおよその経営状態が分かります。

住宅は、住んだ後のアフターケアが大切です。もし工務店が倒産してしまうとサポートが受けられなくなってしまいますので、会社の安定度は必ずチェックしておく必要があります。

6-3.社長と社員の人柄

工務店の魅力は顧客との距離が近いことだからこそ、家づくりで深く関わるスタッフとのフィーリングはとても重要になってきます。

会社の理念やスタッフの人柄に触れてみて、「この人たちになら自分の家を任せたい」と思える工務店に依頼するようにしましょう。

「対応が偉そうで不快」
「愛想ばかりいいような感じを受ける」

というように、少しでも懸念材料があるのなら、依頼することを考え直すことも必要です。

7.注文住宅を工務店に依頼する際の注意点

注文住宅を工務店に依頼する際に、気をつけるべき点についてお伝えします。それは、

  • 可能であれば工務店が手がけた住宅を見学すること

です。その理由について説明していきます。

7-1.可能であれば工務店が手がけた住宅を見学すること

ハウスメーカーのように展示場を持つことが少ない工務店は、実際の施工例を目にする機会が極端に少ないですよね。ですが、「実際に見たらイメージと違っていた」「実際に見るとすごく良い!」など、実際に目で見るものに勝る情報はありません。

見学できる住宅が用意されていない場合でも、建築中の現場や、戸建て住宅ではなくてもテナントなどの施工事例が見られる場合があります。少しでも参考になることがあるかもしれませんので、見学できるところがあるのならぜひ見に行ってみましょう。

工務店とハウスメーカーの特徴一覧表。工務店(規模・地域密着型、自由度・高い(完全自由設計)、価格・安い、工期・平均4〜5ヶ月)、ハウスメーカー(規模・全国展開、自由度・低い(セミオーダー・規格型)、価格・高い、工期・平均3〜4ヶ月

◎注文住宅を工務店に依頼するメリットは、

  • 完全自由設計の家づくりができる
  • 価格を抑えられる
  • 柔軟な対応が期待できる

◎注文住宅を工務店に依頼するデメリットは、

  • 工期が長い

◎注文住宅を工務店に依頼するのがおすすめな人は、

  • 時間に余裕がある人
  • 譲れないこだわりが多い人

◎注文住宅を依頼すべき工務店の選び方は、

  • 着工件数(実績)
  • 会社の安定度
  • 社長と社員の人柄

◎注文住宅を工務店に依頼する際の注意点は、

  • 可能であれば工務店が手がけた施工事例を見学する

2022年04月21日公開
最終更新日2022年04月21日

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